■テーマ 「令和6年からの米の需給動向と今後の米の安定供給に係る対応策について」
■講 師 農林水産省 農産局企画課総務班 課長補佐 竹内 麻里奈 氏
■日 時 令和8年2月18日(水)13:30~15:30
■会 場 一般財団法人消費科学センター 2階会議室
令和6年から令和7年にかけて、日本各地で米の品薄・価格高騰が発生した、いわゆる「令和の米騒動」について、当時から対応に当たられた竹内氏よりお話を伺いました。
かつては国が米を一括して買い上げる全量管理制度がありましたが、流通が自由化されて以降、流通経路が多様化し、米の流通実態を正確に把握することが難しくなっています。今回の騒動では、人口減少等による需要のマイナス・トレンドの継続を前提とした需給見通しなどが需給逼迫の一因となり、結果として政府の対応が遅れた側面もあったとのことでした。
こうした状況を踏まえ、農水省では実態把握の精度向上に向けた取り組みを強化していく方向であり、毎月公表している「米に関するマンスリーレポート」などにより、今後もより一層情報発信の強化がされていく見込みです。
また、今後の米の安定供給に向けた国の政策として、農家が再生産可能となるよう、合理的な費用を考慮した価格形成の取組や、水田政策の見直しなどについてもご説明いただきました。
講演後の質疑応答では、備蓄米の放出の考え方やミニマムアクセス米に関する疑問など、多岐にわたる質問に丁寧にお答えいただき、理解が一層深まりました。今回の学びを踏まえ、今後の米の需給動向を引き続き注視していきたいと思います。
